海外ドラマ CSIにハマる
CSIというドラマ、皆様ご存知でいらっしゃいますか?全世界で結構人気のある、いわば、鑑識+刑事たちが一つのチームになって、凶悪犯罪や不可思議事件を解決するという、犯罪の科学捜査ドラマです。CSIはCrime Scene Investigation =クライム・シーン・インヴェスティゲイション→直訳すれば、犯罪現場捜索という感じで、一応ビデオなどの邦題は『科学捜査班』となっています。これが一番最初は、単なるCSIだったのが、人気が出て『CSIマイアミ』『CSIニューヨーク』更には『CSIサイバー』という風にスピンオフ的な作品がどんどんできて、それぞれに有名な俳優、豪華俳優陣が出演しているという風になっています。最後の『CSIサイバー』は昨今流行のコンピュータ犯罪、サイバー犯罪を扱うもので、これはFBIのひとつの部署として描かれています。さすがにアメリカのドラマという事で、映像や、犯罪分析の細かい機器、理科の実験室の壮大なバージョンの様な化学物質の分析などを主にする部署や、研究ラボ、コンピュータで指紋や居住地、電話番号やIPアドレスなどから所在地を割り出すコンピュータ設備の整った部屋など大掛かりで、日本ではさすがにこれほど大きな規模では作れないな~と思わせるドラマです。ところで、日本でそういうドラマがあるかといえば、すぐに思い出すのは、沢口靖子(榊マリコ)さん主演のロングヒットドラマの『科捜研の女』です。分析室や解析室の広さは、このCSIに到底及びませんが、日本の“鑑識”の状況をよく描いているという事で、このドラマのおかげで、日本で、こういう警察の裏舞台に勤めたいという希望者がたくさん増えたそうです。半年ほど前に、これに対抗してでしょうか?『科捜研の男』という番組ができて、楽しみに見ていたのですが、すぐに終わってしまいました。また観たい!!
さて、時間をすごく前戻しして、わたくしかずりんが子供時代に楽しんだ岸田森(きしだ・しん)さんが出演していた『怪奇大作戦』などは、今見ると非常にちゃっちい感じですが、それはそれで、素晴らしいアイデアで、科学捜査物の立派な先駆者と言えそうです。(ちなみに、怪奇大作戦の本部はSRIなのですが、これは今現在榊マリコさん勤務しているところのSRIと同一です。という事は、岸田森さんは、榊マリコさんの大先輩という事です。これは、しかしあまりにも壮大で奇怪なドラマで、第1作なんか、『壁を抜ける男』とかで、僕の大好きな田口計さんが悪役で、昔のサーカスのピエロが犯行を企てていた?!というようなストーリーでした。『京都売ります』というような回もあり、又あまりにも残酷なシーンがありYouTubeなどでも削除されている回もあるそうです。
さて、CSIで面白いのは、やはり『CSIサイバー』で、わたくし日本で、サイバー攻撃なんて聞くとせいぜい、大企業のコンピュータにハッカーが侵入して、その秘密ファイルを盗むとか、ウィルスに感染させて資料をダメにしてしまうとかくらいしか想像できないのですが、とんでもない、もう既にアメリカなどの先進国では、そういうタイプの犯罪も出ているのかもしれません。例えば、スマホを活用すれば、“行動履歴”を追跡できるのです。GPSなどでスマホがどのように移動したかの航跡を割り出すのは、今現在でもできそうですが、地上からの高さや、速度も記録していて、そのスマホを解析すれば、持ち主が、何時何分に家を出て、どのようなスピード(これで、歩行化自動車に乗ったか分かる)かもわかり、また地上からの高さにより、例えば地下鉄に乗ったとか、飛行機に乗ったとかもばれちゃって、ついでに、例えば、高いビルの35階のカフェでお茶を飲んだとかも判ってしまうのですが、恐ろしいのはここからで、例えば、そういうカフェの35回で殺人事件が起きた時、本当は自分はそこに一体無いのに、犯人からのスマホの遠隔操作、つまりコンピュータウィルスの一種などを仕込まれる事で、自分のスマホに、偽の行動履歴がインプットされ、行っていないのに、犯人にされてしまう事、そういうタイプのサイバー犯罪が可能という事です。
わたくしとしてはボーッとドラマを見ているだけですけれども、結構お勉強になりますことよ。ちなみに、MCIは、わたくしがやっておりますコグニダンス関連で、『軽度認知障害』の事ですけれども、CSIと語感が似ているので、つい『お~~、最近MCIにハマっとるわ~。面白いで~~』等と間違えて使ってしまうのですわなも……😢
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