え~~っと、今日は競技会の裏方と言いましょうか、まあ、競技会をいろいろ運営している役員の仕事について、ちょこっと書こうと思います.
これは、今気が付きましたが、珍しく、ジャンルとしては、実に“社交ダンス”“競技ダンス”の範疇に入り、何と50回くらいは、『かずりんの社交ダンスサービス』と銘打ちながらも、なにもダンス関連のことを書かないで、ず~~っと雑記ブログになっている、このエッセイ集としては、画期的で、やっとダンスの話題になったかという感じも否めません……。嬉しいのやら、びっくりするやら……。
さてお話を戻しまして、社交ダンスの競技会の時に主にわたくしが担当している音楽係というものについて書いてみたいと思います。まあ、競技会の裏方の仕事はどれをとっても大切です。例えば、会場係…お客さんを誘導したり、競技会前に“控室”だとか、“この先立ち入り禁止”とか“飲食禁止”などの貼り紙をしたり、会場のチェックなどをします。選手係…選手を予選の順番に並べたり、各ヒート(ラウンド)ごとに選手も色々いますので、何かの拍子にトイレに行っていたり、時間を間違えて、まだ用意をして背番をつけていなかったりとか色々ありますので、ちゃんとヒート毎に選手を集めて、列を作って並んで待たせる、そして司会者から踊る順番になって呼び出されたときに、ひとりの選手も漏れることなくスムーズにフロアーに入場でき、踊り始めるということに気を配ることも大切です。予選はまだ誰も落ちていない訳ですから、全員の出場選手を並べようとしますが、最終予選とか準決勝になると、いろんな選手が時間を間違えたりして並ばなかったり、忘れていたりとか、予選を通過して残ったのに忘れているというのも不思議なことと言えば不思議ですけれども、忘れていたり、時間を間違えたりしていたり、多くのセクションに出ている選手などは、(例えばグランドシニアに出ていすり、本戦のアマチュア・ラテンのセクションにも出ているというような場合)どちらの予選に残ったのか分からなくなってしまったり、色々ことがあるので、つい間違えたりすることがある訳です。それに競技会の役員としては多くの部署があり、審査員ももちろん重要ですし、審査員の審査した紙を集める集票(しゅうひょう)係なども、間違いの内容に迅速に集めてこないと大変ですし、採点係という部署も当然あって、コンピュータを駆使して、まず採点結果をより迅速に出したり、場合によっては同点決勝というものがありますから、こうするとまた先ほどの選手係ではありませんが、選手を集めたりするのがまた一段と困難を極めます。
競技会に慣れていらっしゃるダンス界の人は“同点決勝”というとすぐに判りますが、これを読んでいらっしゃる一般の方はピンとこないかもしれませんから、簡単に説明しておきますと、例えば第2予選で30組が踊って第3予選に15組が選ばれるとします。ところが審査員が、選抜のためにつけた〇印で選ばれた結果、最初の13組はいいのですが、残り2組を選出しようとしたところ、審査員の〇印を5個獲得したのが、2組どころか8カップル、全くの同数の〇印を得ていたとします。そうすると、結局、このままだと、次の予選に進む13組は決まって良いのですが、残りの2組は8組となってしまって、このままだと第3予選に15組ではなく13+8=21組出てしまうことになるので、その同点の8組から、必要な2組だけを選ぶ、そういうヒート(らうんど)を新たに、第3予選の前に新設しないといけない訳です。これを通常『同点決勝』と呼びます。お判りいただけましたでしょうか?(第1回目終了。第2回目に続きます。)
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