(130)ダンス競技会の音楽係(第2回)

レッスンや競技会
音楽係は、この様に進行係から指示を受けて、音楽機器を操作します。

そういう場合に、例えば第2予選の後、後に同点決勝が新設されたとしても、選手は当然、次は第3予選だと思っているので、第3予選に残っているかどうかを確認して、第3予選の時間に間に合えばいいという風に思っていますので、 当然、その第3予選の前に行なわれる“同点決勝”に気づかない場合もあります。もちろんベテランの選手は、当然、時にはそういう事もあるとは認識していますので、多くの選手はすぐに対応はできる訳ですが……。それに同点決勝を経ないことには第3予選のメンバーが選ばれませんからね。

なので、採点係も本当に大変で、時にコンピューターのトラブルなんかで時間待ちになったり、たまたまある審査員が6組選ぶところを間違えて7組選んでしまったりとか、そういうミスもない訳ではありませんので大変です。

なので、もちろん、どの部署も、それが無かったら、競技会自体が成立しないというものなので、わたくしが担当している音楽係だけが際立って重要ということは全くなくて、むしろ、わたくしなどは、ほぼ監督をしているだけという場合もあり、楽な方ではないかと申し訳ない気もいっぱいです。

令和3年11月28日(日)に愛知県一宮市一宮スポーツ文化センターにて開催された、JBDF(公益財団法人・日本ボールルームダンス連盟)系統の競技会。プライバシー保護のため、ちょっとぼかしてあります。ラテンアメリカン部門は衣装が華やかで楽しいですわなも。

もちろん音楽が無かったり、速度が速すぎたりとかで変であれば、競技会も成り立ちませんので、音楽係がすごく重要と言えなくもありませんが、しかしそれは選手係だって同様のことです。

ところで、わたくしは音楽係といっても細かい音楽自体の編集をする訳ではありません。そちらの編集のプロはありませんので、編集せよと言われたらちょっと困るかとも思います。そういうのは、依頼している音楽業者さんの仕事なのです。今頼んでいる業者さんは、多少ダンス愛好者の出身ということもあって、ダンス音楽に詳しい一面を持っていらっしゃいますが、必ずしもバリバリの音楽のプロフェッショナルという訳ではない面もあるので、多少不安な点も残ります。なので、わたくしも偉そうなことは言えませんが、そういう業者さんを監督・把握しつつ、スムーズに音楽が流れて、競技会が上手く進行していく、みんなが安心して踊れる、安心して競い合える。そういう大元になる音楽を音響機器によって再生(演奏)する(正確に言うと、そういう経緯を監督して、時には自分でも機器の操作をする)というそういう係なのです。

上記の写真同様、令和3年11月28日(日)に愛知県一宮市一宮スポーツ文化センターにて開催された、JBDF(公益財団法人・日本ボールルームダンス連盟)系統の競技会。プライバシー保護のため、ちょっとぼかしてあります。 上に写っているように『中部日本ダンス競技愛知県大会』ですわなも。

まず当日の仕事から言いますと音楽業者さんがご自分の自動車に、プレイヤーとかデッキとか、あの機器の大元になる機械、そうそうアンプですね、アンプリファイヤーですね、それとか他にスピーカーを持って来ます。あと配線コードとか、それらを固定するマットとかカバーですね、会場を歩く人が足に引っ掛けて配線が乱れたり、配線が切れたり、または引っかけた人が転ばないような、配線コードのカバーですね。それらを持ってきて、設置したり敷いたりことから始まります。スピーカーを設置するにもどこに置くかも可以上によって異なります。観客席の横に置いたり、壁際に置いたりを工夫するのですが、あまり観客席に近いと、その付近のお客さんがあまりにも大音量で耳が痛くなりそうで、落ち着いた競技観戦どころではなくなるのでそれも考慮しないといけません。そしてスピーカーテストといいますか、まずは音が普通に出るかどうかがドキドキものです。それから競技会が始まりますと、進行係の指示や、キュー出し(=『ハイ、かけてください』という合図)の直後に正確に音楽をかけて、そして種目によっては多少、音楽を流している時間、長さが異なります。(第2回目終了。第3回目に続きます。)

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