火野正平さんが75歳でお亡くなりになったというニュースが飛び込んできました。なんでも腰痛で番組もちょっと中断して、また来期にかけるということだったのに、どうしたのでしょうか?
10月の末には(ちなみに、これを執筆している現在は11月20日(水曜日))私の素晴らしく敬愛する、そして私がホラー好きになった原点とも言える漫画家の偉大な先駆者である楳図かずおさんがお亡くなりになったということを報道で知りました。
火野正平さんは、最盛期には11股もかけて愛人を持っていたと言われているプレイボーイとして名高いし、また巷で大人気だった、ドラマの露天風呂殺人事件の名脇役として、これも今は亡き古谷一行さんと大活躍された大好きな俳優だったのにとても悲しいです。
一年ほど前の夏の7月には、私がいつも愛読して本当にスピーディーな展開で息を継がせぬおもしろさで、徹夜してでも最後まで読ませてしまうような素晴らしいストーリー構成の推理作家の森村誠一先生もお亡くなりになったということで、今も森村誠一の先生の『致死海流』という、若い時の作品を読んでいますが、本当に緻密な構成で、心底先生の凄さを感じられます。
森村先生の作品を初めて読んだのはいつだったか、大ファンなのに、作品の名前は思い出せない、いい加減なファンですけれども、なんでも東北の方で殺人事件とかあったときに、その国道を通る養蜂業者(=蜂蜜などを採集するのに、蜂を飼ってあちこち移動するとか……)のトラックがヒントになった時に、多分取材を重ねに重ねて当然、そういうデータを小説家の先生だったら持っていらっしゃるとは思うのですが、日本に養蜂業者というのはどれぐらいあって、東北地方の養蜂業者はどこどこで活動したり、こういうところに養蜂の設備を持っている……などということ細かに書いてあったので、『すごいなあ、こんなことまで調べて、実際のデータに反しないようにして現実味を持たせるんだな…。』というそういう状況に妙に感心した覚えがあります。 それはもう今から多分20年以上前になるのでしょうが、今もその場面のみ彷彿と思い出してしまうのです。(第1回目はここまでです。第2回目に続きます。)
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