(60)『MIDSOMMAR』…超ド級の怖い映画(第2回)

映画など
後ろの黄色い建物が不気味……(映画のテレビ画面より引用)

以下は“ネタバレ”注意ですから、真剣、後で観ようという人は読まないほうが良いですよ。

そして、結局、一人が自分の田舎?であるホルガ村に夏休みのキャンプみたいな感じで行こうよって誘って、5,6人で行くわけですよ。遠い遠い、スウェーデンの奥地のホルガ村にですよ。それで、最初はもちろん、村人たちはみんな優しく迎えてくれる訳です。一応、そのグループの中の、ダニーという名前の女性が、まあ一応主人公的な視点で、物語が展開していくんですけど、その女性は? 何か心にトラウマがあって、家族が死んだのかな?まあね、あの18歳くらいですから、非常に心もね、感動したり傷ついたり不安定な時期なんですね。で、そういう中でその色々恐ろしいことを体験していく訳です。

ここらへんからちょっとネタバレなんですけどもね。まあ本当に、恐ろしく衝撃的な内容は、映画をじっくり観ていただければ判るんですけれども、まあよくあるパターンです。そういう共同体ということは、独自のルールとか法律、しきたりなどそういうのを持っていますので、団体行動のルールというか、そういうのが興味深いですね。それにそういうことも実在の過去のものを監督がしっかり長時間かけて調べたそうなので、もう本当に真に迫っている感じですね。わたくしもですね。最近ちょっと、ぎっくり腰のように腰が痛かったりあまり精神的に安定していない訳ですが、その反面、一番大好きな季節の夏ですからね。しっかり気合を入れて観ようとしたのに、この恐ろしさなので、半分ちょっと引いたというか辟易したわけです。この映画のタイトルは、もちろん先にも書いたように、『ミッドサマー(Midsommar)』と言うんですけれども、最近この映画を観る前に、『悪魔の沼』とか『モーテル』とかそういう映画を観ました。これらは簡単に書いておくと、以下のような感じのホラー映画なんですね。『悪魔の沼も『モーテル』も同じ様な“恐怖のモーテル”もので、アメリカの広い国土で、夜の真っ暗な田舎で、ちょっと迷ったりして、とあるモーテルに泊まるのですが、そこは鰐(わに)を飼っていたり(前者の映画)または、モーテルの支配人型の数人とグルで宿泊客を殺すその過程を撮影してビデオを作るというような、“殺人モーテル”だったりするのです。以前、人間を燻製にするという、『地獄のモーテル』という映画をこのブログにも書いたことがあるので、皆様お分かりのように、もうとにかく、そういうモーテル物のホラー映画が大好きなのですよ、わたくし。

(TV画面を撮影)
共同生活のホールなどに飾られている、不気味なタペストリー⁉ 

なので、そういう映画を、どちらもケーブルTVで観た後なのでね、まあ、そういう感じが、更に超ド級のスタイルにパワーアップして迫ってくると言いますかね、この『ミッドサマー』に於いてはね。 本当にわたくしの慣れ親しんだパターンとしては金田一耕助先生がそういう山深い村に行って、そこでまあ、村でいくつかの(普通の?)殺人事件が起きる。そしてそれを解いていくというね、そういう探偵小説の設定をまあ100倍ぐらいスケールをでっかくしたような感じです、このミッドサマーはですね。まあ、特に殺人事件が起こる訳ではないんですけれども、それでも殺人らしいものはまあまあまあ起きます。犯人探しではなくて、それはもう村のルールによって処刑されたりとかですね。そしてまあここらへんからネタバレですから、観ようと決心した人は読まない方が良いんですけれどもね。

村の自治体には、長老と呼ばれる様な層の人物もたくさんいるわけですが、70歳以上でしょうかね、まあそのぐらいになると、自ら志願してですね、まあ老醜をさらしたくないというか、自ら望んで何と“自殺”をする訳なんですけども、そういうのも儀式の一環でやるんですけどもね、それがまずは一番のショッキングな映像なんですね。しかもそのグロい遺体を映したりとかね……。それはまあ、高い岩の上から飛び降りる…。それも本当に巧妙に実写のような迫力のある映像で、しかも頭が割れたりするんですよ。もう本当にね。先ほど書いたように、コロナ禍の中で、わたくしも教室経営が多少傾いているとか、腰が痛いとか、そういう心が病んでいる時に観たらね、もうショックでね、トラウマですよ‼本当に大驚愕でした。あまり、そういうわたくしの心の暗黒と言うか、そういう大好きなホラー映画の頂点に君臨できるような映画だったのを、最初知らずにいて観たのですから、わたくしはそういうのにね、ちょこっと慣れていますからね。

(TV画面を撮影)暖かくみんなを迎えてくれるホルガ村

ちょっと腰が痛くて、ぎっくり腰みたいになってるんですけど、のんびり観ててびっくりしました。目が覚めるというか、余計なんか妄想や妄執、恐怖に捕らわれると言うかね。 確かに気分が悪くなる感じでしたね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました