(62)『ミッドサマー』恐ろしくも笑えるSEX描写…超ド級の恐怖映画(第3回=最終回)

映画など
よく見ると不気味な…

ええ、それからも、もう当然で、そういう集団のルールで避けられないのは、やはりセックスの問題ですね。何せ、このホルガ村の共同体では、他の例にもれず、生まれてから死ぬまでの人生がすべて、この共同体(の支配層)に把握されているのですから、当然、結婚という制度もあり、人口コントロールのためにセックスなども“管理”されるわけでしょう。ただし、この映画で、“結婚”の場面は描かれていませんでしたので、ひょっとしたら、そういう制度はなくて、全くの自由恋愛はないのかもしれません。ただ、青年の男女が好きになった場合に、“合体”、“交合”するのは認められるとしても、その回数や方法は、支配層に管理されるようです。要するに、これもなんか許可制になっている訳です。前回のエッセイに添えたように、途中で、村の集会堂のホール?かどこかに、不気味なイラストのタペストリー(壁に掛ける布?)の写真を添付しましたが、それをきちんと見ると不気味さが伝わるかと思います。

主人公のダニー…どこにでもいるような普通の女子大生(高校生??)でも家庭の事情でひどく悩んでいる  すべての画像は、テレビ画面を撮影したものから引用しました。ご了承くださいませ。

さて、最初に何度も書いたように、そのホルガ村の出身の若者の1人が、その友達を5、6人、夏休みに、バカンスや、村の統治方法などに関する卒論が書けるぞというような理由で、連れてくるわけですけれど、その連れてくるというのにやはり、大きい意味があるんです。たまたま行こうかということで言ったのではなくて。

そして物語はどんどん進行して、その友達の中の1人(主人公のダニーのボーイフレンド的な男性)が、好意を見せた村の娘とSEXを許されるんですけれど、これがまたどんな感じになるかな?と、その場面の前にわたくし、想像してみました。このアリ・アスター監督だったら、そういう場面を、印象的にインパクトがあるようにどんな風に描くのかということをですね、直前にふっと思い描いてみました。例えばこんな風に描くのかなという例はですね、大きい部屋の中でこの村の娘がですね、ガバッと両脚を開いて男性との合体を待っている。もちろんそこには性器の映像も下半身の大写しとかの、(日本で映写する場合はモザイク付きでしょうが…)描写があるのではないかと想像しました。もちろん大元が無修正だとしても、日本のケーブルTVでは当然、そういう性描写にはモザイクが貼付されるわけです。ぼかしがかかる訳ですが、で、実際その若者の性行為の描写は、想像した通りだったかというと、はるかにその予想を上回り、『参りました』って感じの映像でした。まず、結構広い公会堂のフロアーみたいなところで、その男性と、好意を見せた若い女性がHするのですけれども、長老とか、もう少し若い初期の高齢のおじさん、おばさんがですね、20人ぐらい、しかも全裸で周囲で起立して、花で編まれたベッドの周囲を囲っているのです。それでその、花で編んだようなベッドに、その女の人が、わたくしが想像して描いたように、両脚を開いて待っています。そしてそこに長老に許可された(主人公の女性のダニーのボーイフレンドの立場のはずなんだけど、Hできるならま~いいやって感じで)オルガだったかな?名前は、その女性とめでたく初合体を、正常位?でするんですけれども、その周囲を取り囲んだ全裸の観衆(監視委員?)が変な、お祝いの歌を歌ったり、盛り上げたり、進行を司っているのですね。それで、特に前戯も許されずに、すぐ“挿入”なんです。なんか変な歌が流れる状況の中で、すぐ挿入を促されちゃうし、ちょっと男性も面食らう訳です。大体Hする許可が下りたといっても、全コースで5分ほど、単に挿入して射精するだけですし、その後は全然許してもらえないので、自由恋愛からは程遠いようなのです。(ちなみに、この男性はこの後、殺されてしまいます( ゚Д゚))

この様に女性が待っている…( ゚Д゚)……ここで管理のもと、Hさせていただける。いただきます!!

 あの私見で恐縮ですが、もしわたくしだったら、ぜひともクンニリングス30分、そしてシックスナイン30分、それからまた色々な体位で1時間ぐらいという、全2~3時間のフルコースでHを楽しみたいのですけれども、そういう風には全然進行できないのですね。(あの~、こんな風に書くと、また違う意味でこれを読まれていらっしゃる皆様にショックを与えるのではないかと危惧しますが、つまりこの謹厳実直&刻苦勉励のワタクシがですね、そんなHなことを書くなんて…と、びっくりされるのではないかと心配します。まあ、それはそれとして置いといて、更にびっくりというか、ある種笑えるのは、男性が挿入して頑張っているときに、その監視の観衆の一人のおばあちゃんがやってきて、その男性の腰を、ピストン運動のリズムに合わせて、えっちらえっちらどっこいしょという風に、規則的に補助して押すわけです。これは笑えます。運動のリズムをおばあちゃんに決められるというかね、そして、やがて、その若い村娘が『もうイッて、フィニッシュ!』などと指示をするので、不服ながらも果てる訳です。すると女性は両足とお尻を高々と上げて『赤ちゃんの息吹きを感じるわ!!』とか言うんですよ。まあそんな感じで、びっくりです。実にわたくしも相当Hなので、この場面だけ口説く詳密すぎるくらいに書いてしまいまして、ちょっと熱が入ってしまいました。

アリ・アスター監督の第2作なのですね。第1作目の『へレディタリーHEREDITARY(継承)』を観てみたいものです。誰かDVD貸してちょ~すか ( ゚Д゚)……

さらに他にも色々、もちろんあります。そのホルガ村の集団の運営の聖典みたいなものを長老が持っているのですが、閲覧はできるのですが、もちろん撮影などは禁止なんですが、そこは、大学生行動的ですから、夜中にその聖堂に忍び込んで、スマートフォンで撮影しようとするのですが、その時頭部をゴツンとやられて、まあ殺されてしまうのですね。他からのルートでそのホルガ村にやってきたカップルも、男性が女性に何も言わずに、帰ってしまうのですが、女性としては、ボーイフレンドが何も言わずに帰るのがおかしいと思いながらも、電車の時間があるから、すぐに駅まで送ろうと言われて、自動車に乗っていくのですが、行くところはもう死あるのみの感じですね。

そういうもう本当に、わたくしがいつも探しているような、あのすごいインパクトがあるホラー映画とじはちょっと違うんですけども、(怪物とかは出てこずに、人間の心の恐ろしさというかね)そういうもショッキングな映画を求めている人にとってはもう素晴らしくオススメです。最後になりましたが、この主人公のダニーは、なんと、このホルガ村の次の支配層?の一人になっていくようなハッピーエンドなのですよ。アリ・アスター監督のMIDSOMMAR強いお勧めです。でもトラウマになっても、かずりんは一切関知しませんからね。(でもお話しくらいは聞きますよ)(全部終了)

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