ところでわたくしが住んでいる名古屋には“きしめん”というものがあります。きしめんのルーツは、なんでも昔、鳥の一種の雉(きじ)の肉を入れたので、“雉麺(きじめん)”と呼ばれたのが変化したとか、また「平川うどん」とも呼ばれていたとかですが、一応日本の3大うどんのひとつと言われているらしいのですが、皆様知っていらっしゃいますか?
わたくしは大好きです。普通のうどんより好きです。幅の広い、平たい麺で、大体平均の幅は、7mmぐらいでしょうか?薄くて平たくて、味がしみこみやすい感じがいたします。名古屋などは味噌煮込みうどんが名物と言われていますが、味噌煮込みうどんよりも、わたくしははるかにきしめんの方が好きです。なぜ好きなのかはあまり深い理由は考えた事がありませんが、麺が平べったくすごく薄いので、おだしとかの味がよく染み込むからではないかと思われますし、染み込まないとしても麺を噛んだりするのにさほど労力が要らないので、お野菜とかお肉と一緒に口の中に投入した時に、それらの麺以外のものをじっくり味わう余地があるので、麺に味が染み込んだように感じるからではないでしょうか。太いうどんの場合だと、うどんのほうを食べるのに労力を費やしてうどん粉の味しかしなくて、一緒に煮込んだ食材の味などは、その食材自身を専門に噛まないとしないように思うので、結構不合理な面があるような気がします。昔から、回文【=上から読んでも下から読んでも同じ文章】にも『うどん噛む 無感動』というのがあるように、うどんを噛んでもそんなに印象的な味はなさそうですわなも。
さて。 実は驚くべき真実をここに公表することになるかと思いますが、関心のない人にとってはどうでもいいような、一生知らなくても済むようなことです。(実際は次回のエッセイに詳しくそれを書きますので、お楽しみに。本日はそのさわりの部分のみ書きます。)
この前、またこれとは別途このブログにも書いておりますように、奈良の旅行に参りまして、『ホテル・リガーレ春日野(かすがの)』のという、非常にきれいで素敵なホテルに泊ったのですが、それはさておいて、その後、帰りに奈良から愛知県に自動車を運転するのに、針インターチェンジとかがあるような賑々しい国道25号線とかは、準高速道路化しておりますので、それをやめて、もっと下の方から国道を回りました。
秋の一面のススキなどで有名な曽爾(そに)高原とか室生寺辺りを通る、国道165号線で帰ってきましたところ、宇陀路室生(うだじ・むろう)という道の駅(〒633-0317 宇陀(うだ)市室生(むろう)三本松3176-1. TEL. 0745-97-2200)に於いて、なんと『餺飥(はくたく)うどん』という、きしめんよりも、さらにとても幅広い1cm以上ぐらいあろうかと思うような幅のうどんが売られておりました。また、売店では、それをすぐに食べられるように定食になっておりました。その商品を買おうと思ったのですが、ちょっと高め(600円ぐらい。 2人分?)でしたので、わたくし、何せ、買うか買わないかの判断はコーヒー一杯分の400円なので、それに比較するとちょっと高いので、結局多少逡巡した挙句にやめました。貧乏人ですもの。(第2回目ここまでで終了。第3回目に続く)
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